Linuxでポートが空いているか確認する

概要
システム環境
確認方法
1. サーバ側(通信先)で受付状態の確認
2. クライアント側(通信元)から疎通可能か確認

概要

Linuxで指定したポート番号が空いているか確認する方法を記載する。
サーバ側(通信先)では指定ポートで通信を受付可能な状態か、クライアント側(通信元)では指定ポートへ疎通可能な状態かを確認する。

システム環境

Oracle Linux Server 8.5

確認方法

サーバ側(通信先)で受付状態の確認

netstatコマンドを使って確認する。
Local Address列から確認したいポート番号を探し、State列が「LISTEN」になっていれば受付可能な状態である。

[root]# netstat -an 
Active Internet connections (servers and established)
Proto Recv-Q Send-Q Local Address           Foreign Address         State      
tcp        0      0 127.0.0.1:9003          0.0.0.0:*               LISTEN     
tcp        0      0 0.0.0.0:111             0.0.0.0:*               LISTEN     
tcp        0      0 0.0.0.0:22              0.0.0.0:*               LISTEN     
〜後略〜
[root]#

例えば22番ポートを確認したい場合、以下のように実行すると良い。

[root]# netstat -an | grep LISTEN | grep ":22"
tcp        0      0 0.0.0.0:22              0.0.0.0:*               LISTEN     
tcp6       0      0 :::22                   :::*                    LISTEN     
[root]#

クライアント側(通信元)から疎通可能か確認

ncコマンドを使って確認する。
「Connected」と表示されれば疎通可能な状態である。

[root]# nc -vz <接続先サーバ> <ポート番号>

実行結果例を以下に記載する。

■疎通可能な場合
[root]# nc -vz xxxxx 22
Ncat: Version 7.70 ( https://nmap.org/ncat )
Ncat: Connected to xxxxx:22.
Ncat: 0 bytes sent, 0 bytes received in 0.01 seconds.
[root]# 
■疎通不可の場合
[root]# nc -vz xxxxx 222
Ncat: Version 7.70 ( https://nmap.org/ncat )
Ncat: Connection refused.
[root]#