はじめに
入力されたデータ2つを比較して、差異の有無を確認したいときがありますよね。
そんな時、関数と条件付き書式やフィルタの機能をうまく使うことで、漏れなく視覚的にデータを比較することができます。
2つのデータが同じか確認するテクニック
関数のみ使った基本の比較方法
下図のような2つのデータがあるとします。
「K2」セルに以下の数式を入力します。
=A2=F2
これは、「A2」セルのデータと「F2」セルのデータを比較し、
- 同じデータの場合:TRUE
- 違うデータの場合:FALSE
を表示する関数になります。
「A2」セルと「F2」セルには同じ”商品名”というデータが入力されていたので、表示されたのは”TRUE“です。
次に「K2」セルをコピーして、「K2:N5」セルに貼り付けます。
関数がコピーされるので、例えば「L3」セルには「B3」セルと「G3」セルの比較結果が、「N4」セルには「D4」セルと「I4」セルの比較結果が表示されます。
条件付き書式で視覚的に分かりやすくする
視覚的に分かりやすくするため、条件付き書式を設定します。
「K2:N5」セルを選択して、上部メニューから「条件付き書式」をクリックし、「条件付き書式 > セルの強調表示ルール > 文字列」を選択します。
下図のように「FALSE」を含むセルが強調表示されるよう条件付き書式を設定します。
“FALSE”と表示されているセルが強調表示され、違うデータの箇所が一目で分かります。
フィルタで確認漏れを防止する
行数が多い場合はフィルタ機能を使うと漏れなく確認できます。
「A2:N5」セルを選択し、上部メニューから「フィルター」をクリックしてフィルタ設定します。
“FALSE”のみ表示するようにフィルタすれば、違うデータの箇所を漏れなく確認できます。
まとめ
本記事ではExcelデータの差異を確認するテクニックをご紹介しました。
全てを目視でチェックするのは大変ですし、データが大量にある場合は確認漏れも出やすくなります。
Excelの機能を有効活用することで、素早く確実な作業ができると思います。